
右手に進むと「花やしき」がある。地上60mまで上って一気に急降下する最強・最速のマシン「スペースショット」に乗って絶叫をあげている人たちの様子が見える。見るだけで足が竦んでしまう。「花やしき」には小さな子どもたちの喜ぶ乗り物やゲームコーナー、大人も楽しめるお化け屋敷などのミステリアスゾーンや、スピードとスリルを味わいたい人向けの様々なマシーンがあり、カップルの姿も多い。前にある花やしき通り商店街は閉まっている店もあり少し寂しい。
花やしき前の路地に「初音小路飲食店街」と古い看板のかかる通りがある。小さな居酒屋が建ち並んでいて、そのまま映画のセットに使えそうなレトロな風情を醸し出す。場外馬券売り場で勝負に負けてしまった人が帰りに一杯引っかけていく、そんな飲み屋街だ。少し歩いてホッピー通りまで来ると、人通りも呼び込みも賑やか。まだ明るいうちから中では乾杯が始まっている。牛すじ煮込みとホッピーはどの店でもこだわりがあり味自慢のようだ。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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