
駒形橋は昭和2年(1927年)、震災復興事業によって新たに架けられたもの。この辺りには江戸の頃から 「駒形の渡し」 があったが、橋の完成に伴なって廃止されたという。橋の名前は右岸、駒形側の橋詰にある 「駒形堂」 に由来している。橋からの眺めは、琥珀色のガラス面のアサヒビール本社ビルと天井に「炎」のオブジェのスーパードライホール、そして東京スカイツリーが加わったことでよりダイナミックになり、観光客を喜ばせている。
雷門まで来ると人の多さに驚いた。昨年4月に来た時は人出はまばらだったのに、震災前の賑わいに戻ったかのように、仲見世通りは観光客で溢れかえっている。雷門前では人力車を引く若者が呼び込みをしている。仲見世通りでは人形焼きの甘い匂いが立ちこめる。寒い日だったので暖かい甘酒を頂き、老舗の舟和で餡と芋ようかんが入ったどら焼きを食べて、体を温めてから浅草を楽しむ。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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