2012年3月2日金曜日
台東区 カッパ橋道具街通り(2)
かっぱ橋道具街の南側入り口、菊屋橋交差点角にあるニイミ洋食品店の屋上には巨大な「ジャンボコック」があり、ひと際目をひく。「かっぱ橋道具街通り」のスタートを象徴するようなコック像だ。
合羽橋交差点の方向に進む途中、通りに面した研ぎ台で、包丁をリズミカルに研ぐ職人さんの姿に見とれて思わず店に入る。包丁や南部鉄器、釜・かまどやなべ、まな板など本物の良理道具を100年以上追究してきた釜浅商店。「良い道具には良い理がある」の考えのもと、長い時間かけて培われてきた普遍的なかたちを伝えてきたという。おしゃれな佇まいの店の中には包丁がずらりと並ぶ。職人が丹念に作りあげた包丁は一本一本輝いている。昔はどの家でも父親が包丁研ぎをやっていたと思うが、今は手入れのいらない廉価で簡易な包丁が多く出回っている。
合羽橋交差点の西浅草地区角にある珈琲豆や紅茶、お茶などの専門店ユニオンがいい香りを振りまいている。向かいにある同じユニオンでは喫茶・厨房用品が所狭しと並んでいて、業務用も含めてたいていのものは揃うコーヒー、紅茶関連器具店。
浅草からかっぱ橋道具街まで来る道沿いの商店街がかっぱ橋本通り公西会。スカイツリーの見える商店街として話題を集めている。そのかっぱ橋本通りの一角に河童の子供が2人すわる石像がある。この商店街はこの石像のほか「浅草カッパ あいかちゃん」というちょっとたれ目の愛らしい(?)着ぐるみのマスコットキャラクターが商店街のイベントを盛り上げる。通りの真ん中にドーンと東京スカイツリーが見える。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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