◎TOKYO PHOTO ; ARAKAWAKASENJIKI.2011
荒川河川敷には昨年は何度も通った。足立区の千住新橋から堀切橋、四ツ木大橋、江戸川区の小松川橋、船堀橋辺りまで河川敷を広い空に抱かれながら、ただただ歩いた。水辺やヨシ原にはカモなどの野鳥が見られ、少し高い土手の上からは周辺のビル群、高速道路や橋梁、京成線の陸橋など雄大な光景が望めた。
東京スカイツリーの工事の最終段階の姿、タワークレーンの解体の様子など河川敷からよく見た。ブルーシートの住まいも多く目にした。野良猫もときどき顔を出す。河川敷の途中で突然の暴風雨に見舞われたこともあった。
緑地には野球場やサッカー場などが整備されている。休日は多くの地域クラブの少年たちが練習していた。夕刻になると部活をやっている地元の高校生のユニフォーム姿が眩しかった。秋から冬にかけて、遠景のビルの間に太陽が沈みしだいに空が色付き始め、夕焼けが刻々と変化してしていく様子を見るのが楽しみでもあった。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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