◎TOKYO PHOTO ; LOVERS AND CATS IN YANAKABOCHI 14.8.2012
お盆の期間は谷中銀座商店街も閉まっている店が多く、観光客は少し拍子抜けしたようにただブラブラ歩いている。いつもと違って少し賑わっているのが谷中墓地。先祖のお墓参りに訪れる人が行き交い、まだ真新しいお供えの花がそこかしこで見られる。なかには草が伸び放題のお墓や、萎れて枯れた花が挿したままのお墓などもある。近所に住んでいた人が、代替わりとともに遠くに引っ越してしまったケースも多いと聞く。また高齢化も進み、お墓の維持・管理は難しそうだ。
そんな中で元気なのは、谷中墓地に暮らす猫たち。ところどころに顔を出すが、特に多いのが江戸幕府15代将軍の徳川慶喜墓の手前あたり。別な所では、か弱い声で鳴いて通りがかる人から声をかけられている猫もいる。生き物を捨てるのは犯罪ですと書かれた看板も立てられているが、相変わらず野良猫は減らない。
谷中銀座と谷中墓地を歩いている若い外国人カップル二組に声をかけたら、どちらもスペインからという。撮影の了解をもらいカメラをむけると笑顔で応えてくれた。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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