◎TOKYO PHOTO ; YANAKA,NEDU,SENDAGI 14.8.2012
軒先に置かれた鉢植えの花々は、真夏の日射しにも耐え可憐に咲いて目を楽しませてくれる。夕刻になると、家主からたっぷり水をもらって次の日に備える。夏前は音もしなかった谷中・根津・千駄木の路地裏も、窓を開け放った部屋から、茶碗を洗う音や電話での話し声、テレビから漏れる声などの生活音があちこちから聞こえてきて楽しい。
8月も半ばを過ぎると、個人商店や民家の塀などには神社の大祭などの案内が貼られるようになる。8月は25日(土)、26日(日)に西日暮里の諏方神社で、9月21日(祝)には根津神社で例大祭が行われる。駒込天祖神社の大祭も近い。
谷中の防災広場「初音の森」の隣には谷中コミュニティセンターがあり、地域住民の学習・文化活動の拠点として、図書館や娯楽室、会議室のほか子どものための遊戯室や図工室などもある。学童保育所も入っていて、小学校低学年の児童たちが放課後を過ごす場所にもなっている。夏休み中のこの日、窓辺で静かに本を読む子やセンター前でペットボトルのロケットを作って遊ぶ子どもたちの姿があった。
谷中コミュニティセンターも、建物の老朽化により防災コミュニティセンターとして生まれ変わる。同じ場所に3階建てに建て替えられるため、今年後半には一時閉館となる。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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