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小石川植物園には約4,000種の植物が植栽されているという。教育・研究のための東京大学附属の植物園であり、それを一般に有料公開しているため、どの木にも名前がかけられているといった学術色の濃い植物園だ。植物の種類は非常に豊富で、公園のように綺麗に剪定されたりしていないためか、思いのままに伸びた自然のたくましさを残した巨木が長い歴史を物語っている。
足下の落葉をザクザクと踏みながら歩く。枯葉をじっくりみると美しい。サクラ、ヤマモミジ、カエデ、イチョウ、クヌギ、コナラ、トチノキ、スズカケノキ、ユリノキなどの枯葉が渾然一体と重なりあっている。徐々に枯れていって、やがて多くの虫や微生物の糧となり、腐葉土となって、再び森の木々に吸収されていく。自然の摂理をまざまざ見せてくれる。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text；Hasegawa Kyoko
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