◎TOKYO PHOTO GINZA ; 10.12.2012
◎text
夕暮れ迫る師走の銀座を歩く。買い物客や銀ブラをする人で賑わっている。銀座の中心、和光の時計塔は昭和7年6月に竣工したもの。二代目の時計塔で、ゆるい弧を描いた優雅な曲面を持ちネオ・ルネッサンス様式と呼ばれている。今も昔も銀座のシンボル的存在である。
この時期クリスマスイルミネーションがひと際輝く。今年は約16万個のイルミネーションが、銀座中央通りの1丁目から8丁目、さらに晴海通りの数寄屋橋から銀座4丁目交差点付近までの目抜き通り沿いに敷き詰められている。「スペシャル・シャンパンゴールド」という色のイルミネーションが波のような流れをつくり出していて、銀座ならではの上品な飾り付け。
震災から間もなく2年。たくさんの希望が、銀座の街を通り抜け、絡み合いながら空へと昇っていく、そんな様子をイメージし、「GINZA ILLUMINATION(ギンザ・イルミネーション)2012 ヒカリミチ」と称した。イルミネーション期間中はGILC各ブランド店舗などで募金箱を設置し、集まった募金は「東日本大震災子ども支援募金」に寄付されるとのこと。
GILCとはギンザ インターナショナル ラグジュアリー コミッティといい、ブルガリ、バーバリー、カルティエ、シャネルなど銀座のラグジュアリーブランド14社が共同で運営する委員会のこと。若者ファッションのH&Mやフォーエバー21、ユニクロなどが銀座を席巻しているといっても、やはりこれら高級ブランド店は個性を競いあい、華やかに彩られている。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/
◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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