◎TOKYO PHOTO ; HONKOMAGOME 10.9.2011
本駒込は隣同士の千駄木と比べると、地味でこれといった特徴のないところ、などどいうと本駒込住民に叱られてしまうだろうか。そんな事を思いながら路地を廻ったり、動坂を駒込病院の方向へ歩いて行くと、神輿を担いだ子どもたちの一団に出会った。地域の天祖神社のお祭りだという。暑さにまいっているらしく「わっしょい!」のかけ声にも足取りにもいまひとつ元気がない。
駒込病院の裏側にある天祖神社に行ってみると、祭りの準備が始まったばかり。境内に建てられた長い板に御祝儀の金額と名前が張り出されている。この板が隙間なく貼り出された名前で埋まる頃、祭りも最高潮に達するのだろう。子どもが脚立に座ってかき氷を食べていた。参道に並んだ露天も祭りの前の静けさか、どことなく手持ちぶさたの様子。
神社の前の道で、小さな子どもたちが自分の上半身くらいある大きなビニール袋をさげて嬉しそうにしている。神輿を引いた子どもたちにお土産が配られているのだ。早く並ばないとお菓子がなくなっちゃうなんて言いながら、子どもの手をひっぱりながら駆けつけるお母さん。別に神輿を引かなくたっていい。お菓子、お菓子、子どもにはお菓子が大切だ。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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