◎TOKYO PHOTO ; TAKASHIMADAIRA no2. 17.6.2012
高島平団地も入居開始からすでに40年を経て、今や65歳以上の世帯が約半数となっている。UR都市機構が管理する賃貸物件も、若い世帯を呼び込むために室内をリニューアルなどしているが空室は多い。団地のはずれにはシャッターが閉まったままの商店も目につく。高島平3丁目団地の向こうには高島特別支援学校、隣に高島高等学校、高島第三中学校、高島第三小学校がある。高島三中では中学生がサッカーの練習をしていた。
高島通りと高島平団地の間には長さ3キロ余りの緑地帯がある。成長した樹木に覆われたせせらぎが聞こえる遊歩道は、交通量の多い車道と暑い日差しを遮り、住民にとって憩いの空間になっている。その高島通りを渡り新高島平駅を過ぎると、板橋市場の広い構内が見えてくる。休日のため構内では消防団の式典のような事が行われていた。市場の周囲には、滋賀県や京都など遠方からの大型トラックが並び休憩していた。
さらに進むと都営三田線の終点駅・西高島平駅。駅前は板橋トラックターミナルが広がっていて商店はない。ターミナルの先の荒川が埼玉県との県境、戸田市。三園浄水場の先は和光市。駅前の三園2丁目交差点にある歩道橋の頭上に首都高速5号池袋線・新大宮バイパスが走る。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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