◎TOKYO PHOTO ; YANAKA NEDU SEBDAGI no10. 24.5.2012
JR日暮里駅の西側に出て、ゆるやかな上り坂の左手にあるのが谷中霊園。まっすぐ進むと「夕焼けだんだん」の愛称を持つ階段があり、上から谷中銀座を見下ろす風景は下町特集の雑誌などにしばしば登場する。東京メトロの各駅でいま貼られている「東京トレンドランキング」のポスターがまさにこの場所を写している。
昼間の谷中銀座商店街と夕焼けだんだんは多くの観光客で賑わう。観光客の喧噪が消えたあとの、夜のしっとりとした風景にも味わいがある。仕事を終えて家路を急ぐ人、ほろよい気分で居酒屋をはしごする人。細い路地を歩き回っていると、下町の良さがあらためて実感できる。
猫が数匹くつろいでいる。観光客の女性達からかわいーなどと言われ、もちろん近づいても逃げない。誰からも邪見にされることなく、まるで主のように昼でも夜でもゆったりとかまえている野良猫たち。彼らを称して「夕やけにゃんにゃん」と呼ぶこともあるとか。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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