◎TOKYO PHOTO ; FURUKAWA PARK no1. 13.6.2012
北区西ヶ原にある旧古河庭園に立ち寄る。JR京浜東北線上中里駅からも、東京メトロ南北線西ヶ原の駅からも歩いて7分程度。入園料150円を払って入場。日が傾く時間ということもあってか観光客は少なめ。
まず目の前に石造りの豪壮な洋館が現れる。洋館前から石段を下りると西洋庭園。バラの最盛期は過ぎているが、上から眺めると左右対称の幾何学模様の刈込みが西洋風で絵画的な美しい造り。石段を下り進むと、中心に「心字池」周囲に大滝や枯滝、灯籠や茶室などを配した日本庭園が広がる。池のほとりに花菖蒲が咲き、鯉が泳ぎカモが優雅に休んでいる。
旧古河庭園はもとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸であった。次男が古河財閥の養子になったとき古河家の所有となった。洋館と西洋庭園の設計者は英国人建築家のジョサイア・コンドル。日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治・小川治兵衛。
洋館の主構造はレンガ造り、外壁は真鶴産の新小松石の野面積み(のづらづみ)。大正6年に竣工、関東大震災でもびくともしなかったとのこと。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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