◎TOKYO PHOTO ; OKACHIMACHI,AMEYOKO no2. 11.5.2012
御徒町駅のガード下から、線路の西側に沿って上野駅までアメ横は続く。線路の東側も同じように雑多な商店街。御徒町は江戸時代、江戸城や将軍の護衛を行う下級武士、つまり騎乗が許可されない武士である御徒(徒士)が多く住んでいたことに由来する。現在は御徒町の町名としては消滅し、台東区台東と東上野の一部となっている。
御徒町駅周辺は宝飾品の街としても知られている。駅の東側から昭和通りまでの間に多くの貴金属、宝石の店が軒を連ねている。上野寛永寺、浅草寺をはじめとし、数え切れないほどの寺社があったため、江戸時代から仏具や銀器の飾り職人も多く集まってきた。また、古くは浅草、吉原、柳橋、黒門町、湯島、根津などの色街の多くが近い場所にあったことにもよる。戦後、いち早く時計・宝飾業者同士の交換会である「市」も行われるようになり、宝飾品取引の中心地としての地位を確立していったとのこと。
小龍包、ケバブ、トッポギなどを売る店に人だかりができていて、アメ横は相変わらず多国籍でエネルギッシュ。アメ横が東京の観光地として海外からの観光客にも人気があるのは、この混沌とした猥雑さの魅力ゆえだろう。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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