東急東横線に乗って日吉駅まで来た。自由ヶ丘や田園調布あたりを歩こうと思ったが多摩川を越えてしまった。せっかくだから日吉から武蔵小杉まで歩いて戻る事に。日吉駅は東急東横線と目黒線の通勤特急や急行が停まる大きな駅。住所は横浜市港北区になる。改札口前には球体のオブジェ「虚空自像」がある。「銀球」あるいは「ひよたま」などの通称で親しまれているということで、待ち合わせ場所としては最適。
駅東側には、広い銀杏並木が望める慶應義塾大学日吉キャンパスが、綱島街道（県道2号）を挟んですぐのところにある。入学試験の最中らしく、試験会場の案内看板が立っている。駅構内から日吉東急avenueにつながっている。反対側西口は放射状に4色のアーケードがあり、右から黄色のサンロード・青色の浜銀通り・赤色の日吉中央通り・緑色の普通部通りとなってそれぞれに商店街が続いている。
日吉中央通りの歩道のない狭い道路を、車を気にしながらしばらく進む。UR賃貸サンヴァリエ日吉の団地群の真ん中を抜け、坂道を下ったり上ったりする。所々に広い畑があり東京では見られない風景が広がる。横浜市港北区と川崎市中原区井田・高津区蟹ヶ谷に跨がる場所、さくらが丘Issac日吉という新興住宅地に出る。新日鉄の先端技術研究所跡地に300戸以上の建売住宅が造られたという。日吉の丘陵地帯に新しい住宅が整然と並び高級感はあるが、駅からは少し遠い。
地図がないので、目印は遠くに時々見える武蔵小杉駅前の高層マンション。丘を切り開いて出来た住宅地をあちこちに見かける。県立中原養護学校と川崎市リハビリテーション医療センターの脇の急坂を下り、矢上川に架かる橋を渡り、井田病院交差点から川崎市中原区井田中ノ町に入る。この辺りは古くからの落ち着いた住宅地。畑も所々に残るが大きなマンションも多い。中原区井田三舞町、中原区木月大町、中原区今井南町と進み武蔵小杉駅は近い。
※東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文；長谷川 京子
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