2011年6月4日土曜日

台東区上野 撮影;2011.6.3













上野アメ横は中高年や群れる若者たちで賑わう。
JRの御徒町駅から上野駅間の山手線の高架下に伸びる商店街。年末には正月用の生鮮食品などを買い求める人たちでごった返す様子がテレビで中継されるが、普段は食品、衣類、雑貨、宝飾品などの店が雑多に並び混沌とした多国籍地帯だ。

アメ横は戦後に多数のバラック店舗が軒をつらね、簡易マーケットが建設されたことが始まり。名前の由来にも終戦直後の混乱期の様子をうかがい知ることができる。
砂糖に代わる甘味料を原料としたアメ菓子を売る店が増えたからという説や駐留米軍などからアメリカ物資が大量に入ってきたからという説があるという。

「マグロ安くしとくよ。半額でいいよ〜」と呼び込みをしているダミ声のお兄さんの隣で
若者がカットされた果物を売っている。
ケバブやチキンなどアジア系のスナック風食べ物屋や居酒屋から食欲をそそる匂いが立ちのぼってくる。

上野駅構内に入ると外の猥雑さと変わって、おしゃれなショップも並ぶ。
ケータイを手に所在なさそうにしている年配者や若者が目につく。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

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