◎TOKYO FUKAGAWA 16.6.2011
富岡八幡宮から歩いて数分の距離に深川不動堂がある。
門前は「人情深川ご利益通り」と名付けられた商店街。漬け物屋、佃煮屋、和菓子屋、食事処など小さいながらきれいな店舗が多い。色とりどりの駄菓子が並ぶ店があり、子どもが楽しそうに選んでいる。のぞいてみると奥は酒屋。
深川不動堂は、旧本堂の西側に外壁に梵字(不動明王御真言)を散りばめた新本堂が完成したばかり。遠くから見ると、くくり付けられたおみくじを一面に飾ったようにも見える不思議な建物だ。もうひとつ目立つのは巨大なわらじ。願いを書いた小さなわらじを掛けると足の病が治るとされる。
不動堂から公園をぬけ路地に入ると飲み屋街に出た。狭い路地に数十店の居酒屋が連なり、昭和の時代に戻ったような感覚をおぼえる。
清澄通りを清澄公園のほうに進む途中に松尾芭蕉像がある。芭蕉の門人杉山杉風の別荘跡で、芭蕉は元禄2年(1689年)にここから「奥の細道」行脚に旅立ったという。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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