◎TOKYO ; FROM KIYOSU BRIDGE TO RYOGOKU BRIDGE 19.6.2011
隅田川と小名木川の合流地点、少し奥まったところに芭蕉庵・史跡庭園がある。階段を登っていくと僅かばかりの庭園と芭蕉像が置かれている。芭蕉記念館へはそこからさらに数分歩く。松尾芭蕉は、延宝8年(1680)深川の草庵に移り住んだ。この庵を拠点に新しい俳諧活動を展開し、多くの名句や『おくのほそ道』などの紀行文を残したとされる。
庭園の階段下は「そら庵」という小さなブックカフェになっていて、朗読会やライブなどのイベントも行われている。古い民家を再利用した建物でコーヒーを飲みながら江戸の歴史や文学などに浸れる場所になっている。
河口からの風をうけながら隅田川テラスを歩くのは気持ちいい。
背景に高層マンション群があっても、この辺りからの清洲橋は優美な姿をみせてくれる。
芭蕉もまさかこんな景色を望むことになるとは…。
*月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
芭蕉像が時代の変化に戸惑う表情を川面に映していた。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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