◎TOKYO PHOTO ; TODEN ARAKAWA LINE no2 21.6.2011
都電はかつては東京を縦横無尽に走っていた。1972年(昭和47年)にこの荒川線を残して廃止されるまで、都民の足として暮らしの身近な存在だった。
三ノ輪や町屋などの下町、あらかわ遊園のある荒川遊園地前、JRとの接続駅の王子駅前や大塚駅前、都内有数の桜の名所である飛鳥山公園、「おばあちゃんの原宿」との異名を取るとげぬき地蔵のある庚申塚、サンシャインシティへの最寄駅となる東池袋四丁目、雑司が谷霊園のある雑司ヶ谷など見所は多い。
30もの停車駅のいくつかに途中下車する。
駅の近くに学校があれば若者や学生が行き交う。
とげぬき地蔵があればお年寄りがこぞって乗り降りする。
公園や遊園地があれば小さな子ども連れが多い。
都電荒川線は当たり前のように住む人と風景に溶け込んでいる。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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