2013年3月24日日曜日

胸突坂(文京区目白台)から野間記念館

◎TOKYO PHOTO FROM MUNATSUKIZAKA TO NOMA MUSEUM ; 23.3.2013








◎text
神田川沿いの桜を見ながら江戸川公園を進み、椿山荘を過ぎた所に急坂がある。現在は階段になっていて手摺も設けられているが、昔は自分の胸を突くようにしなければ上れないほど険しい坂だったことから胸突坂と名付けられたという。文京区関口2丁目と目白台1丁目の間にある。

坂の左に水神社があり入口には二本のイチョウ巨木が雄々しく立ち、右には関口芭蕉庵がある。坂を上りきって左に永青文庫と和啓塾、右に蕉雨園と看板の由緒ある門がある。永青文庫は旧熊本藩主細川下屋敷跡に建つ美術館で細川家伝来の美術品、歴史資料や、16代当主細川護立の収集品などを収蔵し、展示研究を行っている。理事長は18代当主の細川護煕氏。展示準備のためあいにく休館中だったが、春季展示『細川三斎の茶』は3月30日(土)~6月23日(日)の期間。若い頃から千利休に師事した細川三斎の生誕450周年を記念し、ゆかりの茶道具などが展示される。

蕉雨園は、明治時代の宮内大臣で伯爵の田中光顕が明治30年に建てた邸宅。椿山荘に隣接して約6000坪の敷地をもち、涌き水のあふれる大池と回遊式庭園に囲まれた明治の貴重な建物だという。現在は講談社が所有し、お茶会やロケ地等にも使われているが一般公開はされていない。

目白通りに出て右折すると椿山荘の手前に野間記念館がある。入ってすぐ右手に一本、さらに奥の記念館入口手前にあるしだれ桜が満開を迎えている。どちらも、優雅、雅びやか…などの賛辞を贈るにふさわしい木だった。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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