2013年3月14日木曜日

文京区湯島界隈と湯島天神

◎TOKYO PHOTO YUSHIMATENJIN ; 12.3.2013








◎text
湯島天神の女坂、男坂の入口、天神下といわれる界隈は昔ながらの風情があり、古い木造の民家や商店が今も残る場所。やなか珈琲店からは珈琲のいい香りがただよってくる。

東側から湯島天神へ上る石段坂が38段ある天神石坂(男坂)。男坂の下で、この坂はきついので女坂に廻ると年配の女性が話しているのを耳にする。東脇からは踊り場などを設けて緩やかに上る石段、天神女坂がある。

湯島天神の境内には、受験生たちの合格祈願の絵馬が鈴なり。学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているためこの季節は賑わいを見せる。

1942年に『湯島の白梅』が戦中時の歌として大ヒットしたという。また、1955年には鏡花原作の映画『婦系図 湯島の白梅』も作られ、『切れるの別れるのッて、そんな事は、芸者の時に云うものよ。……私にゃ死ねと云って下さい。』というセリフは当時一世を風靡したとのこと。かつて湯島天神の門前には花街があり、料亭が軒を連ねていたという。そんな艶っぽさが今も周辺にはただよう。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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