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10月20日(土)21日(日)両日は、文京区の根津・千駄木下町まつりが開催される。メイン会場は根津神社境内。楼門前のふれあい広場では汐見、根津、千駄木の近隣小学生による鼓笛隊の演奏からジュニアオーケストラ、和太鼓ほかかっぽれや大道芸なども催される。子どもひろばやフリーマーケット、縁日や物産展などのエリアもあり、二日間さまざまなイベントで楽しめる。
サブ会場として不忍通りふれあい館、藍染大通り、宮永仲通り、根津銀座通り、千駄木二丁目、よみせ通り延命地蔵尊、須藤公園、鴎外特別企画展、文京区立森鴎外記念館などがあり、それぞれの会場をまわってスタンプを集めると、抽選で記念品がもらえるというおまけも付いている。サブ会場間を20分間隔で無料シャトルバスが走る。
前日の19日金曜日の夜、前夜祭と称して6時30分から「須藤公園にスクリーンを張って、鷗外の映画をみよう!」と、映画鑑賞会が行われた。作品は3本。最初は「ぶんきょうゆかりの文人たち――観潮楼をめぐって」。鷗外と観潮楼をとりまいた様々な文人達のことが詳しく紹介され、見応えのある作品だった。次はアニメ作品の「あんじゅとずしおう」。寒いなか小さな子どもも目立ったが、子どもが見ても大人が見ても楽しめた。
三作目は「高瀬舟」。監督は工藤栄一、脚本は松山善三で1988年の映画。京都の罪人を遠島に送るために高瀬川を下る舟に、弟を殺した喜助という男が乗せられた。同心の護送役の羽田庄兵衛は、喜助がいかにも晴れやかな顔をしている事を不思議に思い、舟の上で訳を尋ねる。同心役の前田吟と市原悦子のナレーションが光っていた。質の高い3作品を野外で上演するーさすが文京区である。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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