2012年10月12日金曜日

東京駅八重洲口界隈と地下街

◎TOKYO PHOTO TOKYO STATION ; 9.10.2012











◎text
日本橋から東京駅八重洲口へ。駅前は大規模な工事中。左右に高層のグラントウキョウサウスタワーとグラントウキョウノースタワーがあり、ノースタワーには大丸百貨店が入っている。現在工事中の中央部分は、来年秋竣工予定のグランルーフと呼ばれる屋根付きの緑豊かな駅前広場となるとのこと。

日本橋から京橋を抜けて銀座に向かう中央通りはまさに都心の大動脈というにふさわしい大商業地。道路沿いの店舗も山本山、にんべん日本橋本店、山本海苔店、千疋屋総本店、榮太樓總本鋪、和紙のはいばらなど老舗の看板が並ぶ。日本橋高島屋の前を通ると全面天幕が張られていて、12月中旬まで外壁保存修理のための作業を行っている。

隣あった八重洲と日本橋の間の八重洲仲通りには多くの飲食店や居酒屋があり、周辺で働くサラリーマンの胃袋を満たす。東京駅八重洲中央口前からまっすぐ進む八重洲通りと中央通りが交差する地点に平和の鐘が設置され、その前にはヤン・ヨーステンとリーフデ号の彫像がある。ヤン・ヨーステンは1600年、江戸時代にオランダ船リーフデ号に乗り込み、航海長であるイングランド人ウィリアム・アダムスとともに豊後に漂着した人物。後に徳川家康の国際情勢顧問や通訳として活躍し、家康からこの地に邸を与えられたという。八重洲の地名は彼の和名「耶楊子(やようす)」に由来する。また、ウィリアム・アダムスも家康によって側近に迎え入れられ、江戸の日本橋近く、現在の中央区日本橋室町1丁目に屋敷を与えられ、日本名『三浦按針(みうらあんじん)』を名乗った。

東京駅地下通路入口から地下に入ると多くの店が並び、迷路のような複雑な通路が延びている。大丸への入口は混雑し、H&Mなど流行の店も入っている。やっと駅構内に出るとエキナカに東京土産を買えるおしゃれな東京銘品館が賑わっていた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

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