◎TOKYO PHOTO ; NAKAMEGURO.no4 23.12.2011
◎撮影:昨年の晩秋
中目黒から、賑やかな山手通りを初台方面に進み、青葉台の交差点を左折して東山1、2、3丁目界隈を歩いた昨年晩秋の画像を少し。東山いちょう通りは名前の通り、いちょう並木が美しい。やや古くなった公務員住宅が建ち並び、隣はさらに防衛省の住宅や学校や病院がある。
少し路地に入ると、おしゃれな住宅と昔ながらの古い住宅が混在していて、少しホッとする。野沢通りから入ると東山中学校があり、中学生が運動する声が聞こえる。通りの脇に馬頭観音碑があった。
目黒区の説明によると、この一帯は明治政府の富国強兵策のもと軍事施設が多く作られた場所だという。駒場練兵場や野砲兵第1連隊営、近衛野砲連隊営、砲兵旅団司令部、野戦重砲兵第8連隊営など次々に建てられたという。駒沢練兵場では、さまざまな訓練が行われたが、東山の傾斜地での急坂路訓練は、人にとっても馬にとってもつらい訓練で、鍛えられていたはずの兵隊も恐れたほどだったという。この馬頭観音には、苫良号と福宮号という2頭の軍馬が祭られているとのこと。
坂道を下って商店街を抜け、中目黒駅に戻る。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川 京子
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