◎TOKYO PHOTO FROM UGUISUDANI TO ASAKUSA ; 24.9.2012
◎text
晴れ渡った秋空の爽やかな陽気に誘われ、鴬谷から浅草を通ってスカイツリーを目指した。鴬谷駅南口は昔ながらの趣が残った橋上駅舎。線路の内側は忍岡中学校、寛永寺霊園、東京国立博物館から上野の杜へと繋がっている。外側は根岸一丁目で、線路を跨ぐ橋の上から小さなホテルの看板がひしめく様子が見える。山手線の駅の中では1日平均乗車人員が最も少ない駅という。
線路脇の華学園前から上野郵便局横を抜け、昭和通りを渡って松が谷3丁目の通りに出る。区画がきれいに整理され、戸建ての民家や新旧のマンションの間にオフィスや問屋などがある静かな下町エリア。それぞれの街にはそれぞれの表情があり、東京の懐の深さを改めて感じる。
しばらく行くとかっぱ橋道具街通りにつきあたる。合羽橋の交差点を浅草方面に進むと、こちらは合羽橋本通り。古くからの商店街で正面にスカイツリーを見ながらの気分のいい歩きになる。地元の個人商店が並び、どぜう飯田屋や浅草今半本店などの老舗もあるほか、曹源寺の通称かっぱ寺にちなんだ河童のオブジェがそこかしこに置かれている。
国際通りを渡って浅草へ。六区ブロードウェイ界隈は現在シートで覆われ再開発計画進行中のところがある。伝法院通りから仲見世通り、柳通りは平日にもかかわらず大勢の観光客で賑わっている。隅田川に架かる言問橋を渡ると東京スカイツリーがいよいよ近づいてきた。
※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html
photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko
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