根津神社御祭礼2012（2）神輿と三座ノ舞

◎TOKYO PHOTO  NEDUJINJA SAIREI2012 ;  16.9.2012

16日（日）の根津神社例大祭。根津神社での三座ノ舞公演を前に、境内に町内の神輿が入ってきた。一台の神輿を40人以上の若い衆たちが担ぐ。ワッショイワッショイの気合いの入った掛け声は、周りにいる観客をも熱くさせてくれる。

途中で雨粒が落ちてきて心配したが、その後はまたギラギラした太陽が照りつける。露天も観光客も多い。午後２時が近づくと楼門を入って右手の神楽殿で太鼓、笛の音が鳴り出した。神楽殿の前に次々に人も集まり、神楽師の松本源之助さんによる「三座ノ舞」が始まった。見物人は汗をぬぐいながらカメラを構えている。三座は翁の舞、猿田彦の舞、山神の舞で、全部で20分程。文京区指定無形文化財でもある。

午後4時を過ぎた頃から、よみせ通りから賑やかな太鼓の音や掛け声が聞こえてきた。千駄木の４連合による神輿渡御が行われている。千駄木三丁目南部町会、上千駄木町会、千駄木三丁目北町会、千駄木二丁目東西町会。４つの神輿が列をなして、それぞれの町会が他に負けじとワッショイワッショイと気勢を上げる様子は、それはそれは賑やかで力強い神輿渡御だった。夕刻になると少し涼しい風も吹いてきて、提灯の火も灯り、いつまでも名残惜しい晩夏の一日となった。

※東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya Tamotsu
text；Hasegawa Kyoko