◎TOKYO PHOTO ; FROM HARUMI TO TSUKISHIMA 17.12.2011
豊洲から春海橋を渡って晴海に入る。春海橋の隣に古く錆びついた橋が取り壊されずに残っている。かつて運送用に使われた草の生えた線路にカラスが停まっている。橋の向こうは中央区。晴海運河沿いの埠頭には輸送会社の大型船が停泊し、運河は観光船や釣り人を乗せた船が行き来する。
晴海の中央を晴海通りが走る。豊洲方面から行くと、右側には晴海トリトンスクエアを囲むようにUR都市機構アーバンタワーやアーバンプラザ、晴海ビュータワーなどのマンション群が建つ。左側は広い敷地がフェンスに囲まれていて、超高層マンションの建設が始まるという。
晴海トリトンスクエアは2001年4月に大規模複合再開発事業で誕生した街。ゲートからエスカレーターで上へあがると高い天井から陽光が差し込む開放的空間がある。そこからX・Y・Z・Wの各オフィスタワーへのエントランスとショッピング、レストランゾーンへと続く。クラッシックコンサート会場の第一生命ホールもここにある。
晴海トリトンスクエアの上空を見上げると、タワーを繋ぐ橋のようなものがある。ビルの揺れを最小限に抑えるために195mの高さに設置された「連結制振ブリッジ」だという。You Tubeに3月11日の震災の時の連結制振ブリッジの様子が生々しく映し出されている。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川