◎TOKYO PHOTO ; NEGISHI 7.10.2011
山手線鴬谷駅の西側は寛永寺や東京国立博物館、東京芸大があるが、反対側は根岸、下谷などの典型的な下町になっている。途中にあった区民館で周辺のマップなどを貰って歩きだす。根岸といえば「ねぎし三平堂」と「子規庵」くらいかなと思っていたが、マップをみると見所は結構多い。隅々まで解説してあるのはさすがに地元ならではだ。
大通り沿いは高めのビルになっているが、一歩中に入ると古い木造の建物も多く、道も細く入り組んでいる。金杉通りから根岸4丁目5丁目の路地に入ると、それぞれの家の軒先に小さな木や草花が植えられていて楽しい。かつて料亭街だったという路地では、塀にそった家の入口の前に一台ずつ自転車が止められている。自転車は都市にあっては庶民の大切な足であることがよくわかる。
下町の風景といったら猫も欠かせない。路地でお年寄り数人がすわって、どこぞの猫が具合が悪く病院に連れて行ってどうのこうの…と猫談義をやっている。その周りで数匹の猫がごろりと寝転んでのんびりしていた。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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