◎TOKYO PHOTO ; DAIKANYAMA no.1 19.10.2011
八幡通りにある駅入口交差点から猿楽町に入った道の両側には、若い女性が好きそうなショップやカフェが多い。モダンな箱形のガラス張りの店、昔の民家を改装した古民家カフェ、エーゲ海の島を彷彿とさせる白亜な建物で形成されているこじんまりしたショッピングモールなど、どの店も路地裏を楽しむ代官山にふさわしい個性を競っている。
歩いている人もおしゃれ。若い男性はまるでファッション雑誌のモデルのように、姿カタチ、色使いも最先端をいっている。まさに流行の発信基地と言えるところ。
駅前にはタワーマンションのある「代官山アドレス」がある。平成12年に完成した店舗、広場、スポーツ施設も備えた複合施設。ここにはかつて同潤会代官山アパートがあった。関東大震災の復興組織「同潤会」によって昭和2年に建てられた同潤会代官山アパートは、集合住宅の草分けとして人気を呼んだらしい。都内の他の同潤会アパートも老朽化のため順次建て替えが進められて、同潤会青山アパートは表参道ヒルズに変わった。
代官山アドレス前の大きな葉のようなひまわりのような形をしたオブジェ、やけに存在感がある。プロムナードでは冷たいビル風が吹き抜け思わず足を早めた。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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