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前日の雨模様から一転して夏のような暑さのなか、神田明神をめざして急いだ。地下鉄千代田線の湯島を過ぎたあたりから、御輿の担ぎ手のハッピ姿が目立つようになる。『神輿宮入(みこしみやいり)』を終えた氏子たちが、神輿を降ろし、路上で休憩している。これから境内に入る町会は、提灯を高々と掲げ神輿を担ぎながら、大人数で本郷方面から蔵前橋通りを下りてくる。
9日から始まった神田明神の『神田祭』。11日は宮神輿や山車、武者行列などが神田から秋葉原を巡行する『神幸祭』が盛大に行われ、12日は氏子町会の神輿が宮入参拝する『神輿宮入』の日にあたる。
『神田祭』は山王祭、深川祭と並んで江戸三大祭の一つ。隔年で開催されているが、2011年は東日本大震災の影響で中止になり、今回は4年ぶりという。朝8時50分、威勢のいい掛け声とともに、最初の神輿が神社に到着すると、その後は明神めざして次から次へと坂道を上ってくる。その数は約100基とのことで、終日境内は熱気と歓声に包まれる。
神田明神隣の宮本公園にしつらえられた特設ステージでは、全国各地から和太鼓チームが集まってにぎやかな太鼓の競演を繰り広げていた。境内に所狭しと並ぶ露天では、焼き鳥や焼きそばなどの食欲をそそる臭いが充満していた。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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