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根津神社周辺は見どころがたくさんある。不忍通り沿いの根津神社入口の交差点から、鳥居のある表参道口までの間の細い路地に、金太郎飴専門店、讃岐饂飩根の津、表のガラス障子に「武田、屏風、表具、襖額」と書いた4枚の半紙が貼ってある武田表具店など。
鳥居の手前、日本医科大学大学院前を左折して少し進みまた左折すると、根津教会のトンガリ屋根と十字架が見えてくる。薄いブルーの壁面の「下見板」と「尖頭アーチ」と呼ばれる窓や外壁装飾が特徴の建物で、中世ヨーロッパの「ゴシック様式」の流れを汲んでいるという。大正８年に建設されたこの建物は大正12年の関東大震災にも生き残り、東京大空襲の戦火もまぬがれた。2001年（平成13年）に、門及び塀とともに国の登録有形文化財に登録された。
根津神社表参道口からS坂を上っていくと、左手は東大地震研究所の古い建物と東大野球練習場のフェンスが見えてくる。坂を上りきったところに東京聖テモテ教会がある。明治36年にアメリカ人宣教師によって設立された教会で、森鴎外の小説『青年』にも登場する。また、難病とたたかう子どもに付き添う家族のための滞在施設「ぶどうのいえ」を併設している。
根津神社のつつじ祭り（4/6-5/6）も始まって、つつじ苑では早咲きのツツジが少しづつ咲き始めている。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/
◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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