2013年4月11日木曜日

鷗外記念館のモリキネカフェと谷根千界隈

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 4.2013

三崎坂上の谷中堂

根津のへび道沿い

須藤公園

以下、モリキネカフェ





◎text
昨年の11月にオープンした森鷗外記念館の一階にカフェがある。店内はシックな造りで東側の大きなガラス窓から入る自然光が優しい。珈琲を飲みながら、店内にある鷗外の冊子や写真を見たりしながらひと時を過ごす。

ガラス窓は、鷗外の旧居・観潮楼の正門があった薮下通り側に面していて、大銀杏と鷗外ゆかりの「三人冗語の石」を見る事ができる。「三人冗語の石」とは、鷗外が創刊した文芸雑誌『めさまし草』で、新作批評”三人冗語”を担当していた鷗外、幸田露伴、齋藤緑雨が、この庭の石に腰掛けて批評を行っていたことから付けられた名前。樋口一葉も『めさまし草』の中で絶賛され世に出ることとなった。

鷗外は明治26年から60歳で没するまで、家族とともに30年間この地に暮らした。2階からは遠く海が見え、観潮楼と名づけたこの住まいで名作を生み出した。また歌会も行われ、石川啄木、斎藤茂吉、木下杢太郎なども訪れ、若手文人のサロンでもあったという。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

0 件のコメント:

コメントを投稿