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香取神社と参道の商店街を後にして、蔵前橋通り沿いの亀戸天神通り商店街を見ながら歩いて5分程、亀戸天神へ着いた。亀戸天神では2月9日(土)~3月10日(日)の期間、梅まつりが開催されている。大鳥居前の梅は大分開いているが、境内はまだ二、三分といったところ。東京スカイツリーも間近で、新旧の競演が楽しめる。
大鳥居をくぐると心字池があり、三つの赤い橋が架かっている。これは池と橋を人の一生に見立てた“三世一念の理”といい、最初の太鼓橋は男橋で生きて来た過去を、真ん中の平橋は現在を、最後の太鼓橋の女橋で希望の未来を現しているという。
亀戸天神は菅原道真を祀っていて学問の神様として親しまれている。福岡の太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」あるいは「亀戸宰府天満宮」と称される。境内の社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋などは太宰天満宮に倣い造営されたという。受験生の合格祈願の絵馬が鈴なりに吊るされている。
女橋を渡って左手に五歳の菅原道真公の像が建っている。台座に刻されているのは五歳の時に庭前の紅梅を詠んだ和歌。
「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」
鳥居前の商店街にはベッコウの専門店、鰻屋、まんじゅう屋などが並ぶ。創業が文化二年(1805年)という老舗の船橋屋があった。上質の小麦でんぷんを地下天然水で15ヶ月発酵精製し蒸し上げたという「くず餅」を頂いた。黒糖蜜と香ばしいきな粉が絶妙に絡んで美味しかった〜。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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