2013年2月18日月曜日

江東区亀戸 香取神社と亀戸香取・勝運商店街

◎TOKYO PHOTO KATORIJONJYA ; 16.2.2013









◎text
強風の中、東京スカイツリーを見ながら北十間川沿いを進んだ。明治通りに架かる福神橋を亀戸駅方面に左折するとすぐにあるのが香取神社。広々した境内に亀戸大根の石碑がある。江戸から明治にかけてこの神社周辺では盛んに大根が栽培されていたという。宅地化が進んだ大正時代の終り頃から産地は江戸川区や葛飾区などに移っていって、現在では葛飾の3軒の農家で栽培されているだけとのこと。

香取神社は亀戸七福神の恵比須と大黒天の神社。拝殿の前に大黒様と恵比寿様の石像があり、自分の身体の具合が悪い部分に、水を柄杓で掛けると治癒するという言い伝えがある。また、この神社は「スポーツ振興の神」としても崇められていて、スポーツ大会などで勝利を願う参拝者も多く訪れる。

香取神社の鳥居を出ると、参道には江東区で最も古い歴史を持つという亀戸香取・勝運商店街が続いている。「昭和30年代」をキーワードとした観光レトロ商店街として話題を集めている。昭和のモダンな洋館をそのまま活かした八百屋さんや生花店、ヘアーサロンやレストランなど個性的な店舗が並ぶ。また、江戸まち茶屋は2012年3月に御休処としてオープンした地域の情報発信の場でもある。

店先で大きなザルに亀戸大根が干されていた。亀戸大根は先がとがった30㎝程度の短い大根で、根も葉もいっしょに浅漬やぬか味噌漬にして食べると美味しいという。亀戸大根を復活させようと活動が起こって、周辺の各小学校で児童が栽培するようになった。その大根を奉納する「福分けまつり」が今年は3月10日、香取神社境内で行われる。亀戸大根を使った味噌汁が来場者に振舞われるそうだ。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

0 件のコメント:

コメントを投稿