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田舎から東京に戻り、2013年初の谷根千歩き。土日とも谷中墓地、谷中銀座界隈は賑わっていた。七福神巡りや◯◯観光などと書かれた旗を持った人を先頭に、地図を手にした20人くらいの中高年の集団が引きも切らずにやってくる。
江戸で最も古いとされている「谷中七福神」はJR田端駅から上野駅までの間の約３時間で全部が巡れる。田端駅から約10分で福禄寿の東覚寺、そこから15分で恵比寿様の青雲寺、さらに布袋尊の修性院。すぐそばの富士見坂と夕焼けだんだん下の谷中銀座を見たあと、寿老人の長安寺、毘沙門天の天王寺。上野公園に行って大黒天の護国院、最後は弁財天の不忍池弁天堂。七福神を拝観できて色紙に朱印を受けることができるのは、元旦から1月10日までとあって毎年大勢の参拝者で賑わうとのこと。
谷中墓地内を行列が行き交うのは花見の頃と今の時期くらいだろう。谷中墓地で最近売り出されている１メートル四方くらいの小さな墓地が並ぶ一角を見て、年配の人たちが“これ位の大きさでいいのよね”などと言いながらうなずきあっている。
写真は2012年暮れの撮影。今年も谷中・根津・千駄木の路地裏を歩きながら新しい発見をしていこうと思う。猫達との出会いも楽しみながら。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/
◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text；Hasegawa Kyoko
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