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浅草には何度も足を伸ばす。谷中の徳川慶喜と渋沢栄一の墓の脇を抜けて御隠殿坂を下り、根岸のホテル街を過ぎて言問通りをひたすら進めば、浅草寺の裏手、ひさご通りや花やしきに通じる。真っ直ぐ行けば小一時間の歩きだが、通り沿いばかりでなく、脇道に入ったり寄り道したり…。どこを歩いても下町の良さが味わえる。
観光マップを見ると浅草には33もの商店街がある。浅草寺へ向かう浅草仲見世商店街は日本で最も古い商店街の一つといわれる。長さ約250メートルの間に約90もの店が両側にシンメトリーとなって立ち並び、統一された電飾看板と装飾が美しく、海外の観光客も多い。仲見世に交差して浅草伝法院通り商店街、伝法院通り東商店会、浅草新仲見世商店街などがあり、さらにそれらを取り囲むように縦横無尽に商店街が走る。
今年も浅草界隈の賑わい、街の表情、人々の暮らしを追っていきたい。まずは新春の参拝から始めよう。
写真は寒風吹きすさぶ昨年暮れの浅草の商店街。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/
◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text；Hasegawa Kyoko
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