2013年1月31日木曜日

レインボーブリッジから田町駅

◎TOKYO PHOTO EROM RAINBOWBRIDGE TO TAMACHI ; 12.1.2013









◎text
レインボーブリッジを渡り終える頃にはもう日が暮れて、あちこちに明かりが灯ってきた。エレベーターで下りて一階の出入口まで。レインボーブリッジループ橋の下は漁船の停泊場。

田町駅まで進む途中、首都高速羽田線をくぐって芝浦運河にかかる汐彩橋の上から周辺の超高層マンション群を見る。港区芝浦4丁目にある再開発地区は芝浦アイランドと呼ばれ、四方を運河に囲まれた埋立地。20世紀に入り埋め立てられ、再開発前は都電の車両工場や製糖工場、都下水道局ポンプ場やバスの車庫などのある工業エリアだったという。

そこに4棟の50階近い超高層マンション群が出現したのは2007年頃から。地区全体では総戸数約4,000戸、人口約10,000人の街となったという。島を一周する遊歩道も設けられ、犬を散歩させる人やジョギングをする若者なども見られる。島に沿って東京モノレールも走っている。

まだ新しい芝浦工大芝浦キャンパス前を通って田町駅へ。駅に近づくにつれコンビニや飲食店、居酒屋など賑やかな繁華街になってきた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

2013年1月30日水曜日

夕刻のレインボーブリッジ

◎TOKYO PHOTO RAINBOWBRIDGE ; 12.1.2013













◎text
レインボーブリッジを歩きながら周りをゆっくり眺める。お台場のレインボープロムナードから入って、橋を支える土台のあるアンカレイジまでは遮るものがないので海を一望できる。その先の吊り橋からは金網が張られ視界は遮られる。

日が沈み空が赤く染まる頃、ノースルートからは西方向に芝浦アイランドの高層マンション群、少し右へ目を移動させて東京タワーと周辺のビル群など。さらに晴海埠頭の客船ターミナルと清掃工場の煙突、勝どきのザ・トウキョウタワーズの特徴あるツインの建物などを見る。橋の下を観光船や連絡船、漁船などが通過する。

サウスルートからはお台場のほか、品川コンテナ埠頭とさらに先の大井コンテナ埠頭に、キリンのような形をしたガントリークレーンと呼ばれるクレーンが並ぶ様子を見ることができる。ガントリークレーンは港湾の岸壁に設置され、コンテナなどの貨物の積み卸しを行うクレーンのことで、品川コンテナ埠頭は4基、大井コンテナ埠頭は20基有しているとのこと。

徐々に暗くなってきてこれら埠頭にも明かりが灯る時間になってきた。芝浦側のループを見ながらレインボーブリッジを下りる。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

2013年1月29日火曜日

レインボーブリッジの上から

◎TOKYO PHOTO RAINBOWBRIDGE ; 12.1.2013










◎text
行きはゆりかもめに乗ったが、帰りはレインボーブリッジを歩いて渡ることに。お台場海浜公園の砂場を進みシーリアお台場の前を過ぎると、先端にレインボープロムナードへの入口がある。

レインボーブリッジは二階建て構造になっていて、上が首都高11号台場線、下が真ん中に走るゆりかもめを挟んで一般道、遊歩道となっている。スピードをあげて走る車のすぐ脇を歩くので、ガードレールがあるといっても少し怖い。

南側遊歩道(サウスルート)からはお台場方面と品川埠頭、大井埠頭など全面に東京湾が広がる景色。北側遊歩道(ノースルート)からは晴海方面、汐留から東京タワー、築地や遠く東京スカイツリーが見渡せる。途中に両ルートを行き来できる通路が一カ所あるので、そこで移動しつつ両ルートを楽しむ。

夕刻が近づき、徐々に空と大気の色合いが変化してきた。太陽が沈む直前に最も明るくなって、高層ビルのガラス面に光を反射させ海面までもがきらめいた。釣り船やクルーザーなど観光客を乗せた船が行き交う。


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photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

2013年1月28日月曜日

台東区清川から南千住

◎TOKYO PHOTO FROM KIYOKAWA TO MINAMISENJYU ; 19.1.2013










◎text
日本堤のいろは会商店街を抜け、真っ直ぐ西に進むと吉野通りに出る。さらに西に進むと清川一丁目、二丁目。台東区の日本堤、清川、橋場から荒川区南千住に跨がる一帯が、かつて山谷のドヤ街と呼ばれた地域。

ドヤ街とは宿(ヤド)を「人が住むところではない」と自嘲的に逆さまに読んだのが始まりといわれる。戦後、日雇いの仕事を斡旋する寄せ場に日雇い労働者が多く集まり、彼らが寝泊りする簡易宿泊所がこの周辺に多く作られた。特に昭和40年代頃までは、農閑期の出稼ぎを受け入れるための宿泊所とされた。古くなっているがそれらの宿泊所の多くが残っている。どの宿の前にも自転車が何台も置かれ、ときどき人が出入りする。玉姫公園にあるブルーシートには警告の紙がペタペタ貼られ、簡易宿泊所にも泊まれない人たちが締め出されようとしている。

明治通りに出て、東京ガスステーションと大きなタンクを左に見ながら隅田川方面へ進む。白鬚橋と首都高、リバーサイド隅田セントラルタワーがあり、隅田川の向こうには東京スカイツリーが聳える。地元の少年野球の子ども達が汐入公園の隅田川水辺ラインを走っている。リバーパーク汐入は南千住東口の広大な敷地が再開発されたところ。高層、中層のマンションが何本も建ち、4000世帯以上11,000名もの住民が暮らす街になっている。

扇状に広大な隅田川貨物駅を挟んで、こちら側のマンション群と向こう側のドヤ街と言われた一帯が混在している。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2013年1月25日金曜日

台東区日本堤いろは会商店街

◎TOKYO PHOTO NIHONTUTUMI ; 19.1.2013










◎text
日本堤のいろは会商店街の入口には『あしたのジョー』の主人公、矢吹丈(ジョー)の実物大のフィギアが置かれている。『あしたのジョー』 は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画により、昭和40年代に社会現象を巻き起こしたほどのヒット作に数えられるボクシング漫画。

アーケードには、リングに立つジョー、坊主頭に黒の眼帯がトレードマークのジョーの師匠・丹下段平。ジョーを慕うドヤ街の子供たちなどが描かれた垂れ幕が下がっている。この商店街からほど近い泪橋の下にある粗末な木造小屋でふたりは暮らし、ジョーが東洋太平洋チャンピオンになった後、泪橋の近くに新たなジムを建設したという設定。この界隈はジョーのふるさとということになる。

現在の商店街は多くの店がシャッターを閉め、人通りはごくわずか。手荷物を覆うブルーシートも所々で見かける。エサを啄んでいている鳩は近づいても逃げない。商店街の間の路地裏やアーケードを抜けた先には、自転車が数台置かれた簡易宿泊所が多くある。路上にチョークで「命」「こどく」とあった。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa