◎TOKYO PHOTO ; KIOI TOWN 5.7.2011
元赤坂にある御用地をチラッと見て、豊川稲荷にお参りしてから弁慶橋を渡り紀尾井町方面へ。「赤プリ」の愛称で親しまれた赤坂プリンスホテルが堂々とそびえている。3月いっぱいで閉館となり55年の歴史に幕を降ろした。施設老朽化と外資系ホテルの進出による競争激化からの閉館ということだが、40階建てのビルを解体するのも容易ではなさそうだ。閉館後に福島第一原発の事故で避難した福島県民を6月末まで受け入れていた。このことは赤プリの歴史に燦然と輝くことだろう。
弁慶橋から見る弁慶堀の水面は藻で覆われている。堀が途切れていて水の出入りがほとんど無いためだろうか。魚釣りの看板を掲げたボート小屋と桟橋があるところを見ると、こんなところでも魚が釣れるのだろう。
橋を超えると紀尾井町通り。左手にはホテルニューオータニ、右手に清水谷公園がある。街路樹も大きく静かでゆったりした空気が流れる。紀尾井町は江戸のころ大名屋敷が占めていた。紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の三家の文字を1文字ずつとって町名としたという。そう言えばホテルニューオータニの入口付近に井伊家の屋敷跡を示す碑があった。
紀尾井坂、清水谷坂と趣のある坂を上り下りして文芸春秋ビルに出る。清水谷坂の途中にマンション形式の参議院宿舎がある。門に何の表札もないが守衛所があり敷居が高そうだ。中から奥さんと小さな子どもを乗せた高級車が出てきた。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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