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地下鉄虎ノ門駅を出ると、西館38階、東館33階の霞ヶ関コモンゲートが聳えている。2005年に官民一体となって霞が関コモンゲート・中央合同庁舎7号館が出来た。その隣にあるのが、36階建ての霞ヶ関ビル。こちらは竣工したのは1968年ですでに45年が経っている。低層部の増・改修工事が行われ、地下のテナントなどがリニューアルされているためか、周りの新しいビルと比べてもさほど古さは感じない。
階段を上ると、霞ヶ関ビルと霞ヶ関コモンゲートが一体になった広場から多くの人がビルに出入りする。霞が関ビル正面の広場は「霞テラス」と呼ばれ、超高層ビルに囲まれた開放された空間。中央には設置されたアート作品は、ドイツ人アーティストのカールステン・ニコライの作品「poly stella」（ポリステラ）。
霞ヶ関ビルは、日本においてはじめての高層ビルの建設のため苦労も多く、そのエピソードはNHKのテレビ番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』でも取り上げられたという。花や樹木も植えられ、四季折々に楽しめる癒し空間になっている。
外堀通りを渡って、新橋～虎ノ門を走る環状第二号線の工事現場を見ながら、虎ノ門病院の前へ。隣の国立印刷局はすでに閉鎖されている。このエリアには再開発事業が「(仮称)虎ノ門二丁目計画」として進行中のようだ。国立印刷局の向かいにはホテルオークラが老舗の風格を保っている。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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