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文京シビックセンター25階の展望ラウンジから眼下に見えた紅葉に誘われ、初めて小石川後楽園へ入った。出入口はシビックセンターの方向からは塀に沿って反対側、飯田橋寄りにあり入園するのに大行列が出来ている。大人300円を支払って中へ。
庭園中央の「大泉水」と呼ばれる大きな池を中心にした通路は、大勢の人がゆっくり歩きながら紅葉を楽しんでいる。真っ赤に色付いたモミジもあれば、やや日陰のこれからという樹もあって、徐々に色が加わっていく様子が美しい。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の日本庭園。初代藩主・水戸頼房が庭の造営に着手し、2代光圀に引き継がれた。園名は『岳陽楼記』の「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から、光圀によって後楽園と命名されたという。
隣の東京ドームシティからは、ジェットコースターに乗っている人の絶叫や、ヒーローもののショーやコンサートらしき大音響がひっきりなしに聞こえてくる。穏やかでポカポカ陽気の週末、園内のベンチでおにぎりを食べる。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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