◎TOKYO PHOTO MINATOKU-MITA ; 28.9.2013
◎text
桜田通りの三田一丁目交差点から緩やかに長い綱の手引坂を上っていく。綱の手引坂の名前の由来は、平安時代の勇士源頼光四天王の一人、渡辺綱が幼少の砌に姥に手を引かれて行き来したという伝説による。
右手に東京都立三田高等学校、港区立赤羽小学校、株式会社かんぽ生命保険東京サービスセンター(旧三田台郵便局)。左手にはシャトー三田、法務省三田分局、綱町三井倶楽部がある。
法務省三田分局の手前、赤羽小の信号を左折。大木に囲まれた広い敷地のイタリア大使館に突き当たる。瀟洒な洋館と門構え。この地はかつて伊予松山藩の中屋敷で、大石内蔵助の長男・大石主税や堀部安兵衛など十士切腹の地として知られている。
大使館前を西に進むと、更に広大な敷地に突き当たる。塀に沿って綱坂を歩いて正面に廻ると、綱町三井倶楽部の重厚な建物が目の前に現れる。島津佐土原藩藩邸跡に明治43年、三井総領家第10代当主三井八郎右衞門高棟がジョサイア・コンドルに設計を依頼し建築された建物だという。現在も三井グループ関係者の倶楽部として用いられ、一般公開はされていない。
綱町三井倶楽部から麻布側に下る坂を日向坂といい、綱の手引坂と繋がっているが名前を変える。綱町三井倶楽部の隣のこちらも広い敷地にモダンなオーストラリア大使館が建っている。建物の上にはオーストラリアの国章のカンガルーとエミューが飾られている。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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