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神田川を挟んで隣どうしの文京区と千代田区が、「橋」をテーマにした「はしまつり」を開催している。今回はじめての試みというライトアップされた橋をみながらの神田川クルージングに参加した。
18時に水道橋を出発して、お茶の水橋、聖橋をくぐって、赤くライトアップされた昌平橋までゆっくり進んできた。現在の昌平橋は1923年（大正12年）に架け替えられたもので、神田川における最初の鉄筋コンクリート製アーチ橋だという。右側には、レンガ造りの高架下にレストランが並び、上をJR中央線が通過する。
昌平橋の低い天井には、川面に映るライトアップの色が反射し、より一層鮮やかな光を放つ。昌平橋をくぐると向こうには万世橋が見えてくる。先月開業したばかりの「マーチエキュート神田万世橋」の各店舗から柔らかい明かりが注ぐ。神田川に沿って作られたデッキを歩く人の姿も見える。屋上の展望テラスには旧万世橋駅のプラットフォームを整備したカフェバー「N3331」があって、目の前を通る中央線を眺めながらコーヒーを楽しむことができる。
ブルーにライトアップされているのは万世橋。橋を通るサラリーマンの姿も見える。秋葉原の賑やかなネオンが眩しい。山手線と京浜東北線の高架をくぐって和泉橋手前で折り返す。帰りはまた別の風景に出会えるのが楽しみ。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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