◎TOKYO PHOTO ; MEJIRO 14.8.2011
目白駅周辺は高田馬場や池袋のとなり駅でありながら落ち着いた雰囲気が漂うのは、駅に隣接して広い敷地と緑に囲まれた学び舎、学習院大学があるからだろう。昔から皇族が通う大学。土曜日で学習院の構内を見ることが出来ないのは残念だった。
駅を出て「ホテルメッツ目白」脇の道を下ったところに「切手の博物館」がある。ショウルームでは世界の切手6万種以上が展示されていて、その場で切手を買うこともできる。ミュージアムでは、「切手になった作曲家」展をやっていて、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなどの音楽を優雅に聞きながら彼らの絵入り切手を鑑賞できる。「サイコロ型切手はり絵」という夏休みの子供向け特別展もやっていて、切手ではり絵という何とも贅沢な企画だ。大人も子供も時間を忘れて楽しめそうだ。
学習院とは反対側の目白通りは商店街になっていて賑わいがある。高層建物やスーパーなどはなく、店は皆こじんまりしている。目白通り沿いには銀杏並木の街路樹が続く。昔ながらの商店が軒を連ねるがが閉めてしまった店も目につく。新宿区下落合との区界になっているところを目白3丁目4丁目方面の住宅地に入っていくと、立派な塀に囲まれた一角があった。「徳川ビレッジ」と呼ばれ、敷地内は外国人用の高級賃貸住宅になっているという。その中に「徳川黎明会」という看板と緑色の荘厳な門。かつては尾張徳川家の邸宅で、今は尾張徳川家所蔵の美術品などの管理をしている財団法人。さすが徳川家の威光は平成の時代になっても、由緒ある緑溢れた空間を遺していた。
photo ; 宇都宮 保
文;長谷川
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