2014年10月27日月曜日

藝高でアカンサスコンサート

先週の24日(金)、東京藝大附属音楽高校でアカンサスコンサートが行われた。201ホールで午後1時から。前席は生徒達が座って、後部座席は父兄とクラッシック愛好家の年配者たちが占めていて満席。

杵屋正邦「太鼓の曲」、ブラームス「ピアノ三重奏曲第3番」、ドビッシー「ピアノ三重奏曲ト長調」、フンメル「七重奏曲第2番」、グリエール「ヴァイオリンとコントラバスのための組曲」、フォーレ「ピアノ四重奏曲第2番」、ショスタコーヴィチ「ピアノ五重奏曲ト短調」、グリーグ「ホルベルク組曲」が演奏された。

時間の関係で、1楽章のみであったり2楽章のみであったりと変則的であったが、レベルの高い高校生の演奏を堪能した。小さい頃から鍛え抜かれたテクニックと音楽性は高校生といっても溢れるものがある。

驚いたのは演奏後の拍手。聴いている生徒達が割れんばかりの拍手で演奏者を讃えている。高校生というと、人の演奏など真剣に聴かず、拍手など申し訳程度かと思っていた…。何だかすごい。

藝高は一学年40名程度で、三学年合わせても総勢120名ほどの少数精鋭の国立音楽高校。全国から選ばれた秀才たちが集まる。入りたくても入れるところではない。ひとり、ふたりと将来の大音楽家になる人は……と思いながら演奏に聞き入った。

ちなみにアカンサスコンサートのアカンサスは、アザミに似た植物のこと。草丈は1メートルもあり花茎はさらに高く伸びて長い花穂をつけて、日本ではハアザミと呼ばれる。ギリシアの国花になっている。東京藝大の校章がアカンサスの葉をモチーフとしてデザインしたものとのこと。

text;Hasegawa

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