2014年10月17日金曜日

台東区 朝倉彫塑館

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 11.10.2014





◎text
10月11日(土)、12日(日)の谷中まつりでは、各会場を巡ってスタンプを集めると記念品がもらえるスタンプラリーもあった。会場の中に朝倉彫塑館も入っていて、スタンプ台紙を提示すると朝倉彫塑館が入館料免除になる。機会があれば行きたいと思っていた朝倉彫塑館、ありがたく入館した。

朝倉彫塑館は彫刻家・朝倉文夫のアトリエ兼住居だったところ。台東区が4年間かけて耐震補強などの保存修復工事を施して、昨年10月にリニューアルオープンした。

受付を入ってすぐにアトリエ。1階には滝廉太郎像や福沢諭吉像、松井須磨子像、大熊重信像、墓守、ジュピターなどの代表作が並んでいる。どの作品も力強く重厚、語りかけてくるように生き生きしている。

奥に進むと、池と石、木々を配した日本庭園を囲むように和室が続いていて、2階、3階とどの部屋からも美しい庭園を見下ろせるようになっている。朝倉文夫自らが設計した建物は細部にいたるまで様々な工夫が凝らされていて、う〜んと唸ってしまうほど。

唯一撮影が許可されている屋上庭園。年季の入った大きなオリーブの木、花壇には植物や野菜が植えられている。西側には谷中の家々や寺の大屋根、不忍通り沿いのマンション群が見渡せ、東側には谷中墓地、遠く東京スカイツリーも見える。東向きの『ウォーナー博士』像、西向きの『砲丸』像が夕日を受けて、存在感を放っている。

千駄木の部屋に着いて驚いた。いつも見ている東京スカイツリーのやや左寄りに、朝倉彫塑館の屋上庭園を望むことができるのだ。オリーブの木が見え、よく目を凝らしてみると微かに『砲丸』像も。うひゃー。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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