◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 11.10.2014
◎text
12日(日)午後2時から文京区不忍通りふれあい館ホールで、富久寄席の落語公演が行われた。仕事も年齢も様々なメンバーにより構成された富久寄席は、練習を重ねて年に数回公演を行っているという。今回は第125回。一年に一回なら125年続けていることになる、と言って笑わせていた。木戸銭無料で中高年が多く集まり、大いに笑った。
最初は古柳亭波舟による『犬の目』。古典落語の演目の一つ。
清兵衛という男が目を患う。友人の源兵衛から紹介された医者が留守なので弟子という医者にかかると、手術が遅れたので目玉をくり抜かなくてはならないと言う。くりぬいた目玉を外で陰干ししていると、犬に食われてしまった。しかたなくその犬の目玉を罰としてくり抜き、男にはめ込むことにした。はるか遠くまでよく見えるのはいいが、電柱を見たら小便がしたくなる…というオチのついた話。
ふたつ目は鹿倉家扇喬による『三方一両損』。
左官の金太郎は、書き付けと3両が入った財布を拾ってしまった。書き付けから神田竪大工町、大工の吉五郎と分かり届けてやると、落とした金はもう自分のものではないから受け取らないと言う。二人は受け取れ、受け取らないで、取っ組み合いの喧嘩になったところで吉五郎の大家登場。この件は白州で裁いて貰って謝らせると約束をしてくれたが、そこは金太郎の大家が許さず「先に訴え出ろ」とけしかけられた。時の大岡越前、三方一両損のみごとな裁きで一件落着…という話。
休憩後は用事があって退席。桐楽亭駝楽『孝行糖』と風羅坊遊行『文七元結』は聴けず残念。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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