2014年1月21日火曜日

飯田橋 アンスティチュ・フランセ東京界隈

◎TOKYO PHOTO FRON institutfrancais.jp 11.1.2014






◎text
外堀通りから市谷田町の法政大学大学院や東京理科大の間を抜けて、狭い階段や急な坂道を上って行った高台が、市谷砂土原町。低層マンションがあちこちに建っていて、戸建住宅の敷地も広く高級住宅地の一角になっている。外国人のカップルや家族連れなどが、高級マンションに出入りする様子も見られる。

隣接する市谷船河原町や払方町と並び、この周辺は元大名屋敷の敷地があった地域。歩いていくと、地図上では最高裁判所長官公邸となっている広大な敷地があった。この公邸は築80年以上経っていて、東日本大震災によって倒壊の危険性が増大したため、震災後は誰も住んでいないという。

その敷地とヒルズ佐土原の間を抜けて、坂道を下ってくる途中の左手に「アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)」の看板が見えてくる。語学学校や文化センターとして、また演劇、音楽、美術、ダンス、映画などフランスの様々な情報発信基地としての要素を兼ね備えたフランス政府の公式機関。1952年の開校以来、多くの人に親しまれている。敷地内にはレストランもあって、フランス料理が楽しめる。

急なカーブの坂道は逢坂(おうさか)。右手には、東京理科大学薬学部の校舎がある。むかし小野美作吾という人が武蔵守となり、この地に来た時、美しい娘と恋仲になり、のち都に帰って没したが、娘の夢によりこの坂で再び逢ったという伝説に因み、逢坂とよばれるようになったという。

アンスティチュ・フランセ東京の裏手から若宮八幡神社、小栗横丁に向かう。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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