◎TOKYO PHOTO TPRANOMON 9.8.2014
◎text
愛宕神社のある愛宕山の下に、浄土宗の寺・栄閑院がある。規模は小さいが、愛宕山の鬱蒼とた木々を背景にして、趣があって落ち着いた寺の佇まい。入口には杉田玄白墓の石碑が設置されている。
本堂右脇の狭い通路途中にある杉田玄白の墓は古く、後ろの塀も苔むしている。東京都教育委員会の案内板によると、杉田玄白(1733~1817)は江戸中期の蘭方医、蘭学の祖。 若狭小浜藩の藩医杉田甫仙の子として、江戸に生まれる。西玄哲に外科、西幸作にオランダ外科を学んだ。前野良沢、桂川甫周らとオランダ語解剖書を翻訳した「解体新書」は日本医学史上画期的な文献。 文化12年(1815)に脱稿した「蘭学事始」は「解体新書」翻訳の苦心談を回想した点で有名。
栄閑院は別に猿寺ともいわれ、門を入ってすぐ右手に猿塚もある。猿回しに化けた盗賊が逃げ込んできて、盗賊は改心して諸国行脚の旅に出た。残された猿は寺の人気者になり、栄閑院は「猿寺」と呼ばれるようになったという。
“足もとにかえるの子がいます。ご注意下さい”とあったので、注意してよく見たが、かえるの子は見つからなかった。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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