◎TOKYO PHOTO MINATOKU-ATAGOJINJYA 9.8.2014
◎text
虎ノ門ヒルズ前の愛宕一丁目の交差点から、愛宕グリーンヒルズの方向に進む。東急インの手前にある愛宕神社への車道を入っていく。急坂の途中に田崎真也ワインサロンと看板のあるビルもある。大鳥居は東急インの先にあって、出世の階段(男坂)を上っていくと、一の鳥居、社殿に着く。
愛宕神社は標高26メートルの愛宕山の山頂にあり、天然の山としては東京23区内最高峰とのこと。緑に溢れた都会の中のオアシスといった感じ。境内中央の丹塗り(にぬり)の門の奥に社殿がある。池には錦鯉がウヨウヨしていて、人が近づくと口をパクパクさせてエサを欲しがる。
愛宕神社は1603年、慶長8年、江戸に幕府を設く徳川家康公の命により防火の神様として祀られた。祭礼などには将軍家から下附金を賜るほど、当時の幕府との関係は篤いものであったという。
丹塗りの門の隣に、平九郎 手折りの梅樹「将軍梅」と掲げられた古い梅の木がある。これは江戸時代、讃岐丸亀藩の家臣・曲垣平九郎が、皆が恐れた急な石段を馬で駆け上って、将軍徳川家光に梅の枝を献上したといわれる梅の木。平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられている。以降、この石段を馬で登った成功例は今までに3例存在するというから面白い。
平九郎の故事にちなみ、大鳥居の石段は「出世の階段」と呼ばれ、多くの人がこの階段を登って神社にお参りする。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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