2014年4月8日火曜日

板橋区 旧中山道の「板橋」から加賀公園

◎TOKYO PHOTO FROM ITABASHI TO KAGA-PARK 5.4.2014












◎text
旧中山道の仲宿に、石神井川に架かる「板橋」がある。「板橋」は、都営地下鉄三田線の板橋区役所前駅から、仲宿商店街を歩いて7〜8分のところにあるなかなか風情のある橋だ。この橋が板橋の地名由来にもなったとも言われていて、観光客が橋の上で桜並木を背景に盛んに写真を撮っている。

江戸時代の板橋は太鼓状の木造の橋で長さは九間(約16.2m)、幅は三間(約5.4m)あったそうだ。これまでに幾度か架け替えられ、現在の板橋は1972年(昭和47年)、石神井川の改修工事の際に新しく架けられたものだという。

石神井川は、東京都小平市を源流域として、西東京市、練馬区、板橋区、北区と、東京都北部を東へと流れ、北区で隅田川へと注ぐ全長25キロの一級河川。板橋区から北区にかけての区間は、千本を超える桜が見事な景観を見せ桜の名所として知られている。特に板橋、加賀公園界隈には、大勢の人が遊歩道を気持ち良さそうに散策していた。

加賀の地名は、江戸時代に加賀藩下屋敷があったことに由来する。下屋敷跡地は帝京大医学部の広々した病院の隣から、加賀1丁目、2丁目、板橋3丁目、4丁目を含む約21万坪におよぶ広大な敷地だった。加賀藩下屋敷は前田家の別荘の地としてのほかに、参勤道中での立ち寄り、狩猟や園遊会などに使用したという。

現在は蛇行した石神井川沿いには女子学生会館、帝京大学寮やシャレたマンションなどが建ち、また金沢小学校、加賀保育園などもある。加賀公園は、屋敷内庭園にあった築山の跡。徳川幕府崩壊とともに明治政府に上地された。公園内では花見客が飲んだり食べたり、大いに盛り上がっていた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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