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御茶ノ水ソラシティとワテラスを見たあと、神田川沿いに横たわる赤レンガ造りのマーチエキュート神田万世橋に出る。かつてここに万世橋という駅があった。
万世橋駅は、1912年（明治45年）に営業が開始された。初代の駅舎は東京駅と同様に辰野金吾の設計による赤煉瓦造りで、一等・二等待合室、食堂、バー、会議室等を備えた豪華なものであったという。しかし万世橋駅の開業後に、東京駅が完成し、1925年（大正8年）に万世橋と東京の間が開通したことで、中央本線の起終点としての役目は終わった。周辺に神田駅や秋葉原駅ができて乗降客が減り、休止に追い込まれる。1936年（昭和11年）からは鉄道博物館として平成18年まで利用された。
マーチエキュート神田万世橋がオープンしたのは昨年９月。赤レンガのアーチを生かした設計が美しい。中の通路はトンネルのようになって店が繋がっている。小さなショップはどの店もこだわりの品が置かれていて、椅子やソファなど休憩スペースもある。神田川沿いに親水デッキも設けられていてなかなかいい。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/
◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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